ランドアート
目次
概略
ランドアートは、1960〜70年代にアメリカを中心に発展した、大地そのものや土・石・水などの自然素材を使って、砂漠や湖などの屋外で大規模な造形を行うアートで、美術館を離れ、商業主義への違和感や環境への関心から生まれた表現です。

出典:wikiart
A Line Made by Walking
Richard Long(リチャード・ロング)
Date: 1967

出典:wikiart
A Circle in Alaska
Richard Long(リチャード・ロング)
Date: 1977
ロバート・スミッソン

出典:wikipedia
ロバート・スミッソン
『スパイラル・ジェティ』(Spiral Jetty)、ユタ州のグレートソルト湖で6500トンの岩、土砂、塩を使い造られた
出典:Smarthistory
Robert Smithson, Spiral Jetty
《Spiral Jetty》は、ユタ州の塩湖に黒い岩や土で長さ約450mの巨大な渦巻きをつくった作品で、水位や塩の結晶によって姿を変え続ける「変化しながら存在する彫刻」として構想されました。
マイケル・ハイザー

出典:wikiart
Double Negative
Michael Heizer
Date: 1969
出典:NOWNESS
ランドアート:マイケル・ハイザー、ロバート・スミスソン、ウォルター・デ・マリアの作品を称える
ナンシー・ホルト

出典:wikiart
Sun Tunnels
Nancy Holt
Date: 1976; Lucin, Utah, United States
ウォルター・デ・マリア

出典:wikiart
The Lightning Field
Walter De Maria
Date: 1977
《The Lightning Field》は、ニューメキシコの高原に400本のステンレスポールを格子状に並べ、日の出や天候、まれに落ちる雷まで含めて、時間と広大な空間のスケールを体験させるランドアートで、観客が一泊してその「場」に長時間身をおくこと自体が作品とされています。
クリスト&ジャンヌ=クロード

出典:wikipedia
Christo and Jeanne-Claude(クリスト&ジャンヌ=クロード)
The wrapped bridge, September 1985

出典:wikiart
Wrapped Reichstag (Berlin)
Christo and Jeanne-Claude
Date: 1971 - 1995

出典:wikipedia
Surrounded Islands

出典:wikipedia
Title: The Gates, a site-specific work of art by Christo and Jeanne-Claude in Central Park, New York City.
出典:Tate
クリストとジャンヌ=クロードが国会議事堂を飾る | Lost Art
クリスト&ジャンヌ=クロードは、橋や建物、島や公園を布で包んだり色面で囲んだりする大規模プロジェクトで知られるランドアート/環境芸術の作家です。 代表作《Wrapped Reichstag》ではベルリンの議事堂を銀色の布で覆い、その場の歴史や政治性を一時的なインスタレーションとして浮かび上がらせました。
ランドアートは、その場所ならではの環境や歴史と切り離せない作品で、光や天気、季節の変化も作品の一部として組み込まれます。 美術館の外での体験と、写真・映像などの記録の両方で味わうアートであり、自然への直接的な介入を通して、人間と環境や開発による風景の変化を問い直しました。 こうした考え方は、後のサイトスペシフィック・アートにも受け継がれ、「場所の文脈」自体を作品の重要な要素として扱う流れを広げました。

