フルクサス/ハプニング
目次
ジョン・ケージ
出典:Berliner Philharmoniker
John Cage: 4'33'' / Petrenko · Berliner Philharmoniker
ジョン・ケージ「4分33秒」
フルクサスとハプニングは、「その場で起こる行為や出来事」をアートとみなす1960年代のムーブメントで、観客参加型の一回性のイベントとして、抽象表現主義の行為性やジョン・ケージの実験音楽、コンセプチュアル・アートの流れを受けながら、キャンバスの上のジェスチャーを現実空間での出来事へと拡張しました。
ジョン・ケージの《4分33秒》は、4分33秒という長さだけが指定され、演奏者には音を出す指示がありません。 演奏者は沈黙を保ち、その間に会場内外で偶然に起こる物音や聴衆の立てる音が「作品」として聞かれます。 ケージにとって沈黙とは無音ではなく、意図していない音が響いている状態であり、楽音と非楽音に本質的な違いはないという考え方がこの作品に表れているのです。
アラン・カプロー

出典:wikiart
Words
Allan Kaprow(アラン・カプロー)
Date: 1962

出典:wikiart
Household
Allan Kaprow
Date: 1964

出典:wikiart
Jackson Pollock
ポロックがキャンバスの上で行った身体的な「描く行為」が、そのままキャンバスの外へ広がり、空間全体を巻き込むハプニングへと拡張された、とカプローは考えました。
ジョージ・マチューナス
出典:Kino Lorber
George: The Story of George Maciunas and Fluxus – Official Trailer
ジョージ・マチューナス
オノ・ヨーコ

出典:wikipedia
Cut Piece, a performance piece by Yoko Ono in which the audience is invited to cut off her clothing.

出典:MoMA
Yoko Ono
Grapefruit
1964
ハプニングとフルクサスは、ともに「その場の出来事や経験」を作品とみなすが、規模とやり方が異なります。 ハプニングは大がかりな場づくりであるのに対し、フルクサスは数行のイベント・スコアにもとづく小さな行為を誰もが実行できる形で提示し、楽しむミニマルな実践でした。 どちらも1960年代前半にコンセプチュアル・アートと並行して展開し、「アイデア」「指示書」「行為」「場」を結びつける前例として、パフォーマンスやボディアートに大きな影響を与えました。
ジョージ・ブレヒト
出典:artvideotv
George Brecht Incidental Music excerpt
イヴ・クライン

出典:MoMA
Yves Klein with Harry Shunk, János Kender
Leap into the Void
1960


