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横浜トリエンナーレ– 横浜トリエンナーレの概要と影響 –

このページは「横浜トリエンナーレ」(event-yokohama-triennale)タグの全体ガイドです。横浜トリエンナーレは2001年に第1回が開催された日本最大級の国際現代美術展で、3年に一度、横浜市内の美術館・倉庫・公共空間で開かれます。国際交流基金・横浜市・NHKなどが共催し、ヴェネツィア・ビエンナーレドクメンタと並ぶアジアの主要現代美術トリエンナーレとして位置付けられます。

横浜トリエンナーレとは何か

横浜トリエンナーレ(Yokohama Triennale)は、2001年に第1回が開催された日本の国際現代美術展です。3年周期で約3か月間開催され、横浜美術館を中心会場に、横浜赤レンガ倉庫・新港ふ頭・市内の歴史的建造物などを舞台にします。

  • 主催:横浜市・NHK・朝日新聞社・国際交流基金・組織委員会
  • 開催期間:3年に一度・約100日間
  • 会場:横浜美術館・横浜赤レンガ倉庫1号館・市内パブリックスペース
  • 位置付け:日本の国際現代美術展のフラッグシップ

横浜トリエンナーレの主要トピック

1. 第1回(2001)河本信治・建畠晢ら

2001年の第1回は「メガ・ウェイブ −新たな総合に向けて−」を掲げ、横浜赤レンガ倉庫・パシフィコ横浜などで開催されました。蔡國強・草間彌生・オノ・ヨーコ・ナム・ジュン・パイク世界の現代美術を代表する作家を集め、日本初の本格的な国際現代美術トリエンナーレとして注目を集めました。

2. 第2回(2005)磯崎新

2005年の第2回は建築家磯崎新がアーティスティック・ディレクターを務め、「アートサーカス(日常からの跳躍)」をテーマに山下ふ頭・横浜港大さん橋を会場としました。建築家の参加で空間体験都市インフラを含む大胆な構成が特徴的でした。

3. 第3回(2008)水沢勉

2008年の第3回は「タイム・クレヴァス(TIME CREVASSE)」をテーマに、新港ふ頭3号上屋・赤レンガ倉庫を中心に開催。「時間の裂け目」を主題化し、ロシア・東欧の作家、もの派の作家を含む歴史性のある編成となりました。

4. 第4回(2011)逢坂恵理子

2011年の第4回は「OUR MAGIC HOUR」をテーマに、横浜美術館を中心とした会場構成へと収斂しました。東日本大震災直後の開催となり、「世界はどこまで知ることができるか」という根源的問いと向き合いました。

5. 第5回(2014)森村泰昌

2014年の第5回は美術家森村泰昌がアーティスティック・ディレクターを務め、「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」を掲げました。批評と思想性が前面化し、『不忘の芸術』として記憶・忘却・抵抗を問いました。

6. 第6回(2017)三木あき子・逢坂恵理子

第6回は「島と星座とガラパゴス」をテーマに、孤立と接続、グローバリゼーションのなかの個を問いました。マシュー・バーニー、アイ・ウェイウェイ、ザ・プロペラグループらが参加しました。

7. 第7回(2020)ラクス・メディア・コレクティヴ

2020年の第7回は、インドのコレクティヴラクス・メディア・コレクティヴがディレクターに就任。「AFTERGLOW(残照)」をテーマに、コロナ禍のなか感染対策を講じながら開催した歴史的な回です。

8. 第8回(2024)リウ・ディン+キャロル・インホア・ル

2024年の第8回は「野草:いま、ここで生きてる」をテーマに開催。魯迅の散文詩『野草』を起点に、抑圧と生成の力を探りました。中国出身のキュレーター・チームが東アジア圏の現代美術を結節しました。

横浜トリエンナーレ歴代

ディレクターテーマ
12001河本信治・建畠晢ほかメガ・ウェイブ
22005磯崎新アートサーカス
32008水沢勉タイム・クレヴァス
42011逢坂恵理子OUR MAGIC HOUR
52014森村泰昌華氏451の芸術
62017三木あき子・逢坂恵理子島と星座とガラパゴス
72020ラクス・メディア・コレクティヴAFTERGLOW
82024リウ・ディン+ル野草

横浜トリエンナーレの特徴

  • 3年周期:ヴェネツィア(2年)・ドクメンタ(5年)の中間サイクル
  • 横浜港都市文化:開港都市・近代化遺産・港湾倉庫の活用
  • アジアからの発信:東・東南アジアの作家を欧米と対等に編成
  • 横浜美術館との連携:常設コレクション・建築(丹下健三設計)との対話
  • 市民参加型プログラム:ワークショップ・ボランティアサポーター制度
  • 赤レンガ倉庫・大さん橋:歴史的建造物のサイトスペシフィック展示
  • 都市芸術祭の先駆:日本のトリエンナーレ・ビエンナーレ群の起点

影響・現代の動向

横浜トリエンナーレは、日本における本格的な国際現代美術展のモデルを確立し、その後のあいちトリエンナーレ・札幌国際芸術祭・瀬戸内国際芸術祭など各地のトリエンナーレ・ビエンナーレに影響を与えました。港湾都市・近代化遺産・市民参加を組み合わせるモデルは、現代美術と都市再生の関係を考える上での重要な参照点です。コロナ禍を経て、オンライン公開・国際渡航制限下の運営など新しい実験も継続しています。

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続けて瀬戸内国際芸術祭タグドクメンタタグを読むと、横浜トリエンナーレが日本と世界のトリエンナーレ群のなかで占める位置がより明確になります。